非課税の適用範囲
介護ベッド(特殊寝台)の非課税の適用範囲
非課税介護ベッドの機能、構造の要求項目は以下の通りです。
①頭部及び脚部の傾斜角度が調節できる機能を有すること。
②本体の側板の外縁と側板の外縁との幅が100cm 以下であること。
③サイドレールが取付けてあるもの又は取り付け可能であること。
④キャスターを装着していないこと。
消費税法施行令(昭和六十三年政令第三百六十号)第十四の四第一項及び第二項の規定に基づき、厚生大臣が指定する身体障害者用物品及びその修理
※マットレス単品は課税、しかし、特殊寝台の要件を満たしている限り、ベッドと合わせて譲渡、貸付け時には非課税として取り扱っても差し支えない。
(平成13年3月6日 厚生労働省 社会・援護局傷害保健福祉部企画課)
医療・介護ベッド安全普及協議会
電動ベッドの非課税適応範囲を調べていると上記のように書いてありました。そして、
なぜキャスターが付いていたらダメなんだ??と疑問に思い調べてみました。
家庭で、ベッドを動かす想定はない。ということと、キャスターは介護する人に便利な物であって介護される本人にはあまり関係ないという2点でした。
キャスターを一緒に買うと、ベッド本体はもちえろん、マットレス・サイドレール(落下防止柵)も課税対象になります。
という事で……
キャスター付きの電動ベッドが欲しい場合はキャスターだけ別で買うという事をおすすめします。
電動ベッドのモーター数の違いとは?1M・2M・3Mって何???
1M(1モーター)はモーターが1つ付いている電動ベッドです。背上げのみのタイプや、背と脚が連動して動きます。
2M(2モーター) は モーターが2つ付いている電動ベッドです。 背の部分と脚の部分が別々のモーターで動く(または、背+昇降)ので、各々独立して動かせます。
3M(3モーター) は背上げ・脚上げ・昇降
モーター数が多いほど稼動部分が多くなります。
どうやってモーター数を選ぶのか?
ベッドを使用するご本人の身体の状況に合わせてお選びください。
起き上がる動作が辛くなった→背上げ
車いすにスムーズに移りたい→背+昇降
脚が浮腫む→脚上げ
ご本人様のサポート、介護者のサポートをしてくれるのが電動ベッドです。身体の状態に合わせてしっかり選びましょう。