家具はいろいろな材料を使って作られていますが、今日は木材について書いていきます。
まずは「無垢材」と「突板」の違いを知りましょう。
無垢材とは?
無垢と国語辞典で調べてみると「混じりけのない」とあります。家具に使用される無垢材とは、原木をそのままを切り出し製材したものです。その無垢材を使って作られた家具が無垢材家具と言われます。
無垢材の良さは、木の温もりを感じられること、長く使うと風合いが出てくること、重厚感があり、高級感がある事です。木そのままなので木目によって同じ家具でもひとつひとつ表情が違います。また、頑丈ですので一度買うと何十年という期間愛用していただけます。
突板とは?
無垢材を0.2~0.7mm程度の薄くスライスしたものを心材になる材料に貼り付けて作られた材料です。心材には薄い木を何枚も重ねたものや、別の安価な木材などいろいろなものがあります。見た目は無垢材をスライスしたシートを貼ってあるので美しく仕上がります。ですが、何かの拍子に傷をつけてしまったりすると心材が出てきてしまうので、補修が困難になります。無垢材より安価な事、軽くて動かしやすい事がメリットです。
家具に使われる木材の紹介
「世界三大銘木」
希少で価値が高い3種類の木、「チーク」「マホガニー」「ウォールナット」を世界三大銘木といいます。日本ではマホガニーはほぼ出回っていません。チークも手に入れる事が非常に難しくなってきています。
ウォールナットの家具は今のところ手に入れる事は出来ていますが、どんどんと価格が高騰しています。
店頭にある家具の木材を一部ご紹介します。
ウォールナット
ウォールナットはクルミ科の木ですが、家具で使われるウォールナットは「ブラックウォールナット」です。ブラックウォールナット材は、深みのある濃い褐色をしているのが特徴です。だんだん希少価値があがり、それに伴い価格も上がっていっております。
タモ
タモ材は野球のバッドに使われるほど強靭で衝撃に強い木材です。経年劣化でワントーン濃くなっていきます。タモは古くから人々に愛されてきました。歴史ある良材をお楽しみください。
ホワイトオーク
色が白く木目がキレイなホワイトオーク。重くて強靭なのが特徴です。耐久性に優れており、耐水性もあるためダイニング家具等でもよく使われています。
ラバーウッド
名前の通りゴムの木です。表面が滑らかで硬いのが特徴です。ゴムの樹液の採集を終えた木を使います。資源を無駄なく使うエコな木材です。
クスノキ
木肌が緻密で、耐湿性・耐久性に優れています。家具や彫刻材によく使われています。神社にはクスノキの大木がよくありますよね。
栃
楽器・お椀・お盆など身近なところでも加工が容易なことからたくさん使われています。表面が、絹のようになめらかな仕上がりになりますので、美しいです。
店頭にはまだまだたくさんの無垢材家具があります♪触って質感を確かめて、お気に入りの逸品を見つけてくださいね♪